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笹幸恵
2023.1.18 17:38日々の出来事

『よしりん御伽草子』はチビチビ読みたい!

『よしりん御伽草子』、私のところにも届きました。
ありがとうございます!
さっそく手に取ったのですが、、、
1話目、最初の見開きでいきなり大爆笑!!!

「こ、こうきたかぁぁぁ」

ツボ、ツボ過ぎる。
思い出すだけで笑いが止まらん。

”あの作品”が名作だと思っている人にとっては、
間違いなくツボだ。
そして、物語にぶったまげる。
ちょっと凡人の想像を超える自由さだ。

その昔、ノンフィクション作家の故・上坂冬子さんと
対談させてもらったことがある。
そのとき上坂さんは拙著を「一気読みした」と
言ってくれた。
対談が終わって、結構なごんで、お茶しようと
彼女の事務所のキッチンで二人きりになったとき、
上坂さんは言った。
「一気読みって言われると嬉しいでしょ?
私は嬉しい。だから、あなたにもそう言ったのよ」

当時、私は「一気読み」がそれほどの褒め言葉だと
思っていなかった。
けど、上坂さんのニヤリと笑った表情が印象的で、
そういう配慮をしてくれたのか〜と有り難く思い、
夢中になって読んだ作品の著者には「一気読みした」と
ちゃんと言うようにしていた。
だけど、やっぱり違うケースもある。
それを『よしりん御伽草子』は教えてくれた。

なんといっても、私はチビチビ読みたい。
まずは第1話の笑いの余韻をたっぷり楽しみたい。

一気読みしたらもったいない作品もある、と
今は思っている。
笹幸恵

昭和49年、神奈川県生まれ。ジャーナリスト。大妻女子大学短期大学部卒業後、出版社の編集記者を経て、平成13年にフリーとなる。国内外の戦争遺跡巡りや、戦場となった地への慰霊巡拝などを続け、大東亜戦争をテーマにした記事や書籍を発表。現在は、戦友会である「全国ソロモン会」常任理事を務める。戦争経験者の講演会を中心とする近現代史研究会(PandA会)主宰。大妻女子大学非常勤講師。國學院大學大学院文学研究科博士前期課程修了(歴史学修士)。著書に『女ひとり玉砕の島を行く』(文藝春秋)、『「白紙召集」で散る-軍属たちのガダルカナル戦記』(新潮社)、『「日本男児」という生き方』(草思社)、『沖縄戦 二十四歳の大隊長』(学研パブリッシング)など。

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