『よしりん御伽草子』、私のところにも届きました。
ありがとうございます!
さっそく手に取ったのですが、、、
1話目、最初の見開きでいきなり大爆笑!!!
「こ、こうきたかぁぁぁ」
ツボ、ツボ過ぎる。
思い出すだけで笑いが止まらん。
”あの作品”が名作だと思っている人にとっては、
間違いなくツボだ。
そして、物語にぶったまげる。
ちょっと凡人の想像を超える自由さだ。
その昔、ノンフィクション作家の故・上坂冬子さんと
対談させてもらったことがある。
そのとき上坂さんは拙著を「一気読みした」と
言ってくれた。
対談が終わって、結構なごんで、お茶しようと
彼女の事務所のキッチンで二人きりになったとき、
上坂さんは言った。
「一気読みって言われると嬉しいでしょ?
私は嬉しい。だから、あなたにもそう言ったのよ」
当時、私は「一気読み」がそれほどの褒め言葉だと
思っていなかった。
けど、上坂さんのニヤリと笑った表情が印象的で、
そういう配慮をしてくれたのか〜と有り難く思い、
夢中になって読んだ作品の著者には「一気読みした」と
ちゃんと言うようにしていた。
だけど、やっぱり違うケースもある。
それを『よしりん御伽草子』は教えてくれた。
なんといっても、私はチビチビ読みたい。
まずは第1話の笑いの余韻をたっぷり楽しみたい。
一気読みしたらもったいない作品もある、と
今は思っている。
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